OTOMAD TRIBUTEに参加しました
お疲れ様です、芋タルトです
先日OTOMAD TRIBUTEという合作が投稿されました
まだご覧になっていない方は是非ご覧ください!
こちらに運営およびパート制作で関わらせていただきました 今回は自分が担当したパートを中心に本合作の制作後記を書かせていただきます
【元動画様について】
音MADクラスタに人気の動画を再編するということで、自分は思い入れの深い『ふぃぎゅ@浦和高校』を担当させていただきました
言い尽くせないのですが、本当に大好きな動画です ネタも作り込みも洗練されており、自分にとっての「音MADの理想形」の一つです
作り直したい、というよりはこの動画への気持ちを伝えたい・この動画を改めて見てほしいというモチベーションで作らせていただきました
【構成段階】
元の面白さを踏襲しながら別のアプローチをする、となると難しいな~と頭を悩ませていた矢先、高校生クイズ第27回・第28回の本編が見つかりました(それまで例のシーンのみだったので) パート希望が先だったので本当にラッキーでした
ということで、新しく見つかった部分をふんだんに使用しました
元動画がネタを一頻りやった後PV再現+音の追加で魅せる、という構成なので、こちらもそれを踏襲しました
【各シーン】
以下、構成理由・裏話と技術的な話を織り交ぜてお話させていただきます
映像の使用ソフトはAviUtlです(手描きはクリスタです)
●さぁ参りましょう 問問題 浦和高校
最初はやはり聞き馴染みのあるフレーズで始めたいと思い元を踏襲しました
映像について、後ろのカプセルは「らせん配置」というスクリプトで作成しました
●ららららら~き らき☆すた
顔コラです 外身の部分を切り抜いてるんですが、これが枚数多い上にギザギザで大変でした
周辺の丸いやつは元PVの再現です
●これにはラサール1400点!浦和高校が提案する冷房設定温度 40.9℃(お手上げ)
元と同じフレーズ→新素材!?という感じを出しました
ここも何となく元PVっぽい雰囲気出したい感じです 後ろの折れ線は「ドット化」スクリプトを応用して作っています
●ポケモン映画10周年を記念した後頭部
ピカチュウ回転もパワーアップしたいなと思い、3Dロゴを目指して作りました
立体化plusや立方体ドット化を駆使しました
●ディアルガvsパルキアvs厚生労働省(正解)
改めて新素材見つかったの本当に助かりましたね…
正解の「○」からシーンチェンジに繋ぐのが上手くいったので気に入っています
●なぜこれを知っている!?~40.9℃
元の流れの踏襲です 40.9℃が使い勝手良すぎて2回使っちゃった
●問問題~ダダダダダークらき☆すた きたあああああああああ
ダークらき☆すたに備えてこの辺りは編集も最低限にしています
●ダークらき☆すたきたああああ
ここは初期に思いついていた部分で、ダークなカッコよさでアレンジしました
地面は「Sphere」というスクリプトで作りました 後ろはチョココロネやバルサミコ酢、ポンポン、鷲宮神社鳥居などらき☆すた要素で構成しています
●これにはダークラサール高校も勝負に来た
やはり外せないですね カッコいい感じにしたかったので勝負に来させました
黒いオーラみたいなのはディスプレイスメントマップです
テキストはシャッフル文字で出しました
シャッフル文字はランダム表示させる文字を指定できるので、「臥薪嘗胆」「一蓮托
生」の各文字を使用しています(コメントで気付かれてましたね) これは本編由来で、臥薪嘗胆はラサール高校の意気込み(および浦和敗退時の来年の意気込み)、一蓮托生はラサール高校が優勝を決めた解答です
後ろはラサール校章と、蝶を飛ばしています これは「バタフライ」という解答が由来です
また、ラサール高校3人組の立ち絵(?)は足を補間しています いい感じの画像見つけて切り抜き合成しています
●ラストスパート!浦和高校 優勝します(笑)
グラデーションを交互に重ねるデザインは僕が持っているデザイン本を参考にしました
優勝します(笑)とまるで余裕ぶっこいてるかのように書いてますが、これは敗退時の来年の意気込みを言ってる時のやつなので申し訳ないなと思います
●参りましょう いよいよクライマックスです IAEA
IAEAという面白い言葉がありながら使わないのは勿体ないということで、勝手に返事にしました 中田ベースも踏襲しました
ちなみに後ろの映像は本編では冒頭も冒頭なので、実は全くクライマックスではありません
●(ポーン!)浦和(ポーン!)高校 せーの らき☆すた
上のシーンは顔以外手描きです ここから大盛り上がりの部分です
●浦和高校(イタリア語)×3
一気にカメラ引いていきます
炎道イフリナ(ふぃぎゅ@メイト)→泉こなた(らき☆すた)に変身するモーションを描いています
「イタリア語」という台詞なので、イタリア風のフレームを付けました
これの周りにグラデーションを置き、空間を作ります
泉こなたがこっちに飛んできます Z軸で空間一気に進む感じは下の映像を参考にしています 大好きな映像です
↑のような素材(元動画リスペクトです)も8種類作成し、ループさせてそれぞれ配置します
↑元動画終盤のこれです
更に大胆な原色の直線を置き、周辺にカプセルを散らしました
●らら
まず靴を描きました 先端部だけ別で書き出すことで、踏み込む演出をしています
後ろの飛沫はそういう素材だったり図形のランダム配置だったりします
●らき☆すた
3人とも描きました パーツごとに描き、「風揺れT」などでモーションを付けています
らき☆すたの文字も描いて高画質化しています 後ろはパーティクル出力です
3人の後ろの連続?は「ハーフトーン」「一方向に並べる」をかけています
●ららら らき☆すた 期日前投票
地球はこちらの動画を参考に作りました
ちゃんと立体なので、自転します
クイズでおなじみの○×記号をランダム配置で散らします
ノイズ・極座標変換・2値化で作った集中線を後ろに配置します
上のシーンの格好が宇宙飛行士みたいだったので、切り抜いて浮かせました
元動画リスペクトで藤森も出ています
メドレーにピロリロリーー↑↑みたいな笛の音があったので、そこに「期日前投票」を入れ込みました 画像はふぃぎゅ@謝肉祭ロゴの再現で、これも描きました
以上が各パートの解説です 特にダークらき☆すた以降は空間性を意識しました
完成は去年の10月末だった(そのため書き忘れてる部分も多いと思います)のですが、去年で一番頑張った映像といって差し支えないです
【感想・結び】
ほかにも運営としてかなり色々と関わらせていただきました(ここでは省略します)
始動が一昨年の11月頃という長く付き合ってきた合作だっただけに、いざ投稿されると感慨深いものがありますね
元動画を巡るのも楽しみの一つなので、是非そちらも見ていただければと思います
合作関係者の皆様、阿野坂様、そしてご視聴下さった皆様、本当にありがとうございました!
浦和高校・ラサール高校の皆様、本当に申し訳ございませんでした!
【おまけ】
没手描き(とりあえず描いたはいいけど使うところがなかったやつ)
ラップ調音MAD 制作の感触
おはようございます。
先日公開されたMIXTAPE -ラップ調音MAD-に参加しました、芋タルトと申します。
ミドルテンポ楽曲をベースとしたヒップホップ・ラップ調の音MADということで、これまでとは異なる作りに挑戦しました。今回はその感想について書き記しておこうと思います。
曲・題材選定
今回参加して良かったと感じられた一つの要因に、「ディグれた」ことがあります。正直なところ私はラップミュージックに敏いわけではありませんでしたが、本企画に携わり様々な楽曲を聴き漁ったことで、知見を広げられたと感じています。
その中で初期に案じていたのが、今までにも多く見られた「ジャジー・ヒップホップ」、ピアノ等+ドラムのトラックで魅せるしっとりした雰囲気の作品でした。それに応じ、題材も『炎炎ノ消防隊』の環古達というキャラクターにする予定でいました。
しかし(構成を練る段階で放送中だった)『炎炎ノ消防隊』を観ていくうち、ハウメアというキャラクターに惹かれ、題材を変更することにしました。
ハウメアは端的に言うと「敵キャラ」です。クレイジーな女性って良いですよね。飄々としながらもキレっぽく、言葉も荒々しいです。
ハウメアを題材にした場合、ラップバトル等に見られるラップの「暴力的側面」を演出できるのではないか?と思い至り、この組み合わせに踏み切りました。結果、企画内でも他作品と異なるアプローチ、今までにないような作りが出来たかなと思っています。
これに応じ、楽曲も元の方向性と大きく変更してハードな楽曲を選択しました。
Olli - BUUMMM by Olli | Olli | Free Listening on SoundCloud
組み合わせが決まった所で、関門であるリリック作成に入りました。
音声
台詞を乗せるにあたり、今まで意識してこなかった「ライム(韻)」を踏むことに挑戦しました。
ラップ調音MADを作るにあたっての課題は使える言葉が素材に依ることでしょう。純正のラップは無数の言葉から拠り所なく最適解を作らねばならない難しさがありますが、音MADには既に用意された言葉を再構成せねばならないという別種の難しさがあります。
まして今回取り扱ったハウメアの総台詞数はかなり限られたものでした(なんせ一敵キャラなので)。出来る限り韻を踏むため、台詞を組み替えるなど試行錯誤する必要がありました。
工夫した各部分について書いていこうと思います。
おはろー
Find you 水を撒いてドーン
行くぜ ゲリラレディオだ レディオヘッド
アロー 言い訳なんか聞きたくねえぞ
何やってんだよマジで情けねえぞ
流れてくるぜ 街中の思考
今更ちょっと増えたくらいじゃ無駄だよ
ビンビンなアンテナ キレかかってんぞ
陰気な顔してないでブチ暴れるよ
まず前半のまとめ方として、安易ですが「o段で終わる」ように統一しています。そのベースの上で踏める韻を踏んでいく、という風に構成しました。
「Find you~レディオヘッド」は殆ど元台詞まんまです。掴みとして最初に持ってきたい部分でした。 あと「ブチ暴れるよ」でフックに入りたかった!この辺りの流れを作る重要な台詞を先に配置し、間を埋めていきました。
「ビンビンなアンテナ キレかかってんぞ」の部分は次の「陰気な顔してないでブチ暴れるよ」にかけるために台詞を組み替えています。元の台詞は「アンテナビンビン!思考ビンビン(2期3話)」「ババアがキレかかってんぞ(2期15話)」であり、実は話数も大きく離れています。こんな感じの組み替えを以降でもやっています。
全身バイブでマッサージしてやっから
アドラバーストでブッ飛ばすからな
あらら?そうかい だっせぇツラしてんじゃん
邪魔すんなら失せろ 殺すぞテメー!
この部分はしりとりみたいな韻の繋ぎ方をしています。「やっから」→「アドラ」「バースト」→「飛ばす」「からな」→「あらら?」「じゃん」→「邪魔」という感じです(一部強引ですが)。
あとフックの最初なので、「ブッ飛ばすからな」「殺すぞテメー!」というバチバチに攻撃的な台詞をパンチラインに配置しました。
MIXでいうと、パンチライン部分のみGraillon2というVSTで低音を足しています。他にもディレイをかける等、聞かせたいポイントをMIXで強調しています。
大災害は不発だったみたいだからね
言うなれば第四世代への目覚め
アドラバーストの覚醒
脆いじゃねえの灰島製
もっとハイになろうぜ
一つ前の「殺すぞテメー!」を踏まえ今度はe段終わり統一です。「大災害」→「第四世代」で踏みました。「脆いじゃねえの灰島製 もっとハイになろうぜ」の部分は上手くハマったなと思います。
止めることなんてできねーわよ
神経まで届くぜ 電気信号(凄い凄い!)
鎮魂無しじゃ始末もできねーなんて
消防隊ってのはめんどくせー縛りプレイしてんのな!
強引な伝導者 興奮とプレッシャー
汚染された想像力はモーターヘッド
ドーパミンとβエンドルフィンの分泌量を ぶっ壊しちゃうよ(たはは〜)
鍵となる八柱を揃えるのは私達だ
そんじゃあな アデュー
終盤はかなり元台詞を改編しています。「神経」→「信号」→「鎮魂」や「強引な伝導者」→「興奮とプレッシャー」と韻を踏みました。
「伝導者」「プレッシャー」の部分については2種類の台詞を重ねています。正確には文面が同じで発音が違う2種類です。実際のラップミュージックでもこの重ね方がみられたので、それを取り入れてみました。
・・・とこの通り、韻と流れを意識しながら、意味合いを損ないすぎない程度に構成しました。ここまで頭使って音声を作ったのは初めてでした。疲れた。
音声が完成したので次は映像です。
映像
ライムを強調するためにも映像はダークめのリリックビデオにすることにしました。
一部の方はお分かりかもしれませんが、文字部分についてはヒプノシスマイクの影響を思いっきり受けています。
明朝体とゴシック体がドーンと出てくる映像が印象的で、非常に参考にしました。ヒップホップの象徴たるグラフィティアート(スプレーアートなど壁に描かれるアレ)も、ヒプマイを参考に取り入れました。
具体的に言うと上画像の部分です。ランダム配置やディスプレイスメントマップで飛沫・擦れ感を表現しました。
ほかのリファレンスでいうと、ヴァース(前半)部分の雰囲気は『OPENING / 東京ランウェイ 2014 S/S』を参考にしました。
モノクロかつシャープな画面構成で、イメージを補強してくれました。
赤の使い方とか、螺旋状の映像とかはこちら。
上記動画30秒あたりの螺旋映像が特に分かりやすいですね。
ほかにもいくつかダーク系の映像をリストアップし、イメージの具体化に活用しました。余談ですが、リファレンスをジャンル分けしておくと参考にするとき楽で良いですね。(私の場合「ポップ」「ダーク」「和風」「アクション」などのリストを作っています。)
終えてみて
合作全体を見ても感じましたが、やっぱりラップミュージックと台詞MADって相性良いですね!台詞合わせの気持ちよさの原理って漠然としか捉えてなかったんですが、今回ラップの再現を試みて、何を意識すべきか具体的に理解できたような気がします。ほかにもヒップホップ自体に親しめたり新しい映像表現をアウトプットできたりと実りの多い企画でした。
ご覧いただきありがとうございました。
初期に知っときたかったAviUtlの使い方
こんにちは。今日はAviUtlを触りたての頃に知っておきたかったことについて書きます。だいたいデフォの効果です。触りたての人は是非お役に立ててください。
1. グループ制御
恥ずかしい話なんですが最初1年はグループ制御の存在を知りませんでした。オブジェクトをまとめて動かせます。
2. フレームバッファ
こっちに関しては2年くらい使ってなかった。「今映ってる画面」をオブジェクトとして扱えるので、色調補正や拡大シーンチェンジなどに使えます。
3. イージング/ベジエ軌道
2年くらい加減速だけでやってました。ほかにも減衰振動などがあると動きが映えますね。
4. メディアオブジェクト→フィルタ効果の追加
おんなじアニメーション効果を別のオブジェクトにもっかいかけるのめんどいじゃないですか。そういう時に使えます。
「トライトーン」をコピペしています。他にも5. 基本効果 のような使い方ができます。
5. 基本効果
これ知らずにかなりやってたんですがめちゃくちゃ損です。
[メディアオブジェクト]→[フィルタ効果の追加]→[基本効果]で上みたいに置けます。
これの何が良いかって言うと、「動きの連続性を保ちながら別の動きを追加できる」ことです。
例えば上の画像で、上のメディアオブジェクトを「左から右への直線移動」、下のメディアオブジェクトを「右から左への加速移動(イージング14)」とします。
すると上のようなモーションができます。これを分かりやすくしたのが下のもの。
上矢印(直線移動)の動きに下矢印(加速)が付加されるので、動きに連続性があるのです。
初期にやりがちだったのが下のモーションでした。
動かすオブジェクトを分割して、別のモーションに切り替える というやり方です。前半は直線移動、後半は加速移動。
これの何が違うかというと、上の矢印が途中で消えますよね。つまり直線移動していたものがいきなりブツっと止まって、今度は加速した という動きになってしまうのです(もちろんそれでいい時もあるんですが)。動きが非連続だとひっかかりが生まれてしまいます。
6. 時間制御
順再生→逆再生→順再生・・・を繰り返す「ピンポン再生」ってあるじゃないですか。最初期アレをシーンに突っ込んでやってましたが絶対こっちの方が楽です。
具体的にはこんな感じに置いて、時間制御を100→0にするとできます。逆再生はこれでやるべし。
7. レイヤーの幅
割とどうでもいいんですが、環境設定からレイヤーの幅を小さくできます。あとはバックアップも取っときましょう。
(12/16追記:いつの間にかバックアップファイルの最大数0になってた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!修正しました こんな言っといて自分が出来てないのアホですね)
8. 動画サイズ
これは流石に調べれば出てくるので言うまでもないかもなんですが、最初期は 640×480でやってました。しかしこのサイズとアス比は一昔前のものです。
基本は1280×720(HD画質)です。もっと画質よくするなら1920×1080(フルHD)です。
9. 画像ファイル合成
クリッピングした後で更に効果をかけたい時に使えます。例を出します。
上のテキストには縁取りTというアニメーション効果をかけています。
この「白い部分だけ」に下のテクスチャをクリッピングしたい時。
これを「上のオブジェクトでクリッピング」でやると・・・
この通り、縁取り部分にもクリッピングされてしまいます。
対応策はいろいろ考えられるのですが、一番手っ取り早いのは「画像ファイル合成」だと思います。
上みたいな感じで、縁取りTの上に画像ファイル合成をかけ、「色情報を上書き」にします。すると下のようになり、合成した後で縁取りが可能になります。
(ダサいし見づらいなこれ・・・)
ちなみに動画ファイル合成なら動画もクリッピングできます。
思ったより思いつきませんでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(てか5が言いたかっただけだなこれ…)
なんか思いついたらまた追記します
2020年良かった映像20選
こんにちは。
今年は映像を見る楽しさに気付いた一年でした。折角なので今年公開された映像の中で特に好きなものを選びたいと思います。
これについても初公開日はよく分かっていないので、ざっくりyoutubeの公開日に準拠します。それと基本的にyoutubeしか見てません。来年はVimeoもチェックしたい。
食虫植物 / 理芽 - Carnivorous Plant / RIM (Official Music Video) #08
テキスト主体の映像って結構やり尽くされたような気もしてたんですが、全然そんなことないですね。なるほど!と思わせてくれる配置配色が素敵。
chelmico「Easy Breezy」【Official Music Video】
今年映像にのめり込むキッカケとなった作品です。映像の可能性の広さに気付かせてくれた。ハチャメチャ・自由自在な感じが好みらしい。
同会社の【USJ本気のリモート制作】 Let’s SocialDisDance!あたりも好きです。
心予報 - Eve MV
これも衝撃的でした。やっぱりラスサビが好きすぎる。
一気に色が変わって空間が広がると圧倒される。上半期これで泣いてた。
企画者が同じなので省きましたが『GOTCHA!』、『新世界(ベイビーアイラブユーだぜ)』も好きです。
Maison book girl / 悲しみの子供たち / MV
※閲覧注意。
ごめんこれ曲10選にも入れたけどこっちにも入れさせてほしい。
とにかく気持ち悪い。気持ち悪いけど、破綻してるワケじゃないから凄い。
色彩整ってるし画面映えも良いけど、やっぱり気持ち悪い。最高です。
トリガーハッピー / キタニタツヤ - Trigger Happy / Tatsuya Kitani (vertical Video)
『悪魔の踊り方』『夢遊病者は此岸にて』に見られるコラージュのイメージを踏襲しながら更なる新しさがある。モチーフの多さと配色、それを縦長のアス比に収めていて新鮮さを感じました。
チキンラーメンCM アクマのキムラー 昇天篇
アクマのキムラーCMの後半アニメーション(00:13~00:25秒)を担当しました!監督は鎌谷総次郎さんです。#日清 #アクマのキムラー
— 最後の手段 (@saigonoshudan) 2020年4月11日
チキンラーメンCM「アクマのキムラー 昇天 篇」30秒https://t.co/QCDUN85dJF pic.twitter.com/CF4555eJiU
インパクト凄いですよね。絵面の強さもそうなんですが、シーンチェンジの滑らかさが凄い。特に終盤のバラバラになったり戻ったりする所、どう組み立てたらこれが完成するのだろうと度肝を抜かれました。
【公式】彩 (Aya) / MisoilePunch♪ 【from CytusⅡ & Deemo】
和風極めてる!和をモチーフにする上で質感が如何に重要か思い知らされますね。
墨によるノイズ表現がスタイリッシュ。五重塔がカッコよすぎる・・・。
TVアニメ『BNA ビー・エヌ・エー』ノンクレジットエンディング映像 / 『NIGHT RUNNING』Shin Sakiura feat. AAAMYYY
まーー色が良い。オブジェクトは少ないんですが、それでも画面に見応えがある。
終盤で空→目にシフトするとこが特に好き。
四畳半メランコリック / たべっこ feat.初音ミク
まず全体を通して光の感じが良い。白ノイズも質感に一役買ってる。
以下特に好きな部分です。
1:22- 1番のサビの入り 踏切のカット割りがカッコイイ
2:15- 曲線いっぱいあるの好き!
2:45- 間奏 色グチャグチャなのにまとまってて演出力抜群
3:54- ラスサビ ここからどんどん画面の疾走感増してくの最高 ブルーバックで文字入れる演出も面白い 清涼感と爽快感が半端じゃないです
PEOPLE 1 "フロップニク" (Official Video)
全体的な絵のタッチ・色の雰囲気も好きですが、特に好きなのはサビ。
見てもらったら分かるんですけど、メチャクチャですよね。こんな大胆な動かし方とカット割りは中々できない。独自の魅力を持っていて好きです。クセになる。
ずっと真夜中でいいのに。『お勉強しといてよ』MV(ZUTOMAYO - STUDY ME)
ストーリーに合った演出の力が良い。リセット→ループ→脱却という仕組み自体面白いですし、脱却時(2番サビ)の空間と色が一気に開ける感じ+躍動感がカタルシスを倍増させてますね。
ゲームアプリ「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-」OP曲『Survival of the Illest』
とにかく色々やってて参考になります。キャラクターに合わせた適切な演出選び、という意味でも教科書的。ヒプマイのMVの中でも特に凝ってると思います。
余談ですが今年ヒプマイにどハマりしました。
ツユ - 過去に囚われている MV
この作品に関してはこちらの記事を参照してもらったほうが早いです↓
記事で語られているように、細かい部分まで説得力が行き渡っています。好き。
Giga & KIRA - 'GETCHA!' ft.初音ミク & GUMI【MV】
画面のリッチさが凄い。デザインも整ってるし、配色も一貫性があります。
あと肌を真っピンクにするのめちゃ良いですね・・・。性癖に刺さる。
[ MAD ] しゃかりきかわいい女子たち [ ゆるゆり ]
お次はMADです。とにかくモーションがなめらかすぎる。キャラの魅力が伝わってくる上に画面映えもバッチリ、とにかく動くので見ごたえ抜群という最強の映像です。
THE VILLAIN'S NIGHT デレステMV(2Dリッチ)
長いことデレステやってますが、正直映像としてここまで好きになるMVが出ると思ってなかったです。サビでみんな豹変してくシーンが好きすぎる。演出がとことん噛み合っててインパクト抜群。あと性癖に刺さる。
秋山黄色 『サーチライト』 Lyric Video (short ver.)
イントロでバッチバチに攻撃してくるのが好きです。色使いも良い!
NEEDY GIRL OVERDOSE 1stPV
いやPV力入りすぎ!!!後半のカット数の多さに圧倒される。画作りが良いですね。
【ラピスリライツ】Ray「HYBRID」MV(フルサイズver)
「おっ!」と思わせてくれる表現が散りばめられてますね。
0:47- 三拍子パートの画面の切り替わり方、1:00- あんじぇパートのカメラワーク、1:21- サビ後半のランダムライン表現 あたりが特に好き。
ラピスリライツ、イロドリミドリ、D4DJ、バンドリあたりの女の子×モーショングラフィックスなコンテンツは要チェック。
【FULL】『チェンソーマン』宝島社「このマンガがすごい!」2021オトコ編第1位受賞記念PV
チェンソーマンのPVどれも良いよね・・・。これはその集大成みたいな感じで刺さりました。パワーの口にズームする所好き。アニメ化おめでとうございます!
以上です。やっぱ有名どころ多くなっちゃうな・・・。
映像を見るの楽しすぎますね。来年も良い作品に出会いたいです。
2020年良かった曲10選
こんにちは。
今年も終わりが近いので、今年公開された曲のうち特に好きなものを10個選ぼうと思います。今年公開された、といっても厳密な初リリース等については把握しきれていないので、割とざっくり選びます(基本的にyoutubeでの公開日準拠)。
1. 小さな惑星 - King Gnu
CM起用は去年ですがアルバムで聴けるようになったのは今年なので今年カウント。
今年King Gnuの曲めっちゃ聴きました。色んな曲作ってるから楽しい。
『小さな惑星』は爽やかな曲調に井口さんの透き通る声がマッチしていて、冬の透明感と広がりを感じられます。歌詞の日常を書き出した何気なさも良い。
2. 悲しみの子供たち - Maison book girl
※MV閲覧注意。
イントロの重々しさでグッと引き込まれる。5拍子サウンドの圧倒的説得力。
『闇色の朝』『夢』などもそうですが、かなり挑戦的なことをやっているアイドルグループだと思います。
3. 嘘から始まる自称系 - 原因は自分にある。
お次は男性アイドルグループ(正確にはアイドルではなくボーカルダンスグループらしい)。超新塾、DISH//などと同様EBiDANの1ユニットです。
ボカロ世代なので、こういう曲調がぶっ刺さるんですよね…。好男子揃いながらMVに登場しない、というのも「新時代だなあ」と感じます。
4. アルカホリック・ランデヴー - くじら
昨年の本人歌唱ver&リメイクということではあるんですが、いかんせん声の重ね方が好きすぎるので今年カウントで。
ハモり・コーラスの厚さが聴き心地抜群。どこか壮大さも感じられる空気感が良い。
5. アングレイデイズ - ツミキ
駆け抜けるハイテンポ。バッキバキのサウンドで心を持っていかれる。
サビの入りから更にトーンが上がり、それにつれてテンションも爆上がりします。
6. アネモネ - DUSTCELL
クッソ高いのに全然苦しさを感じなくて、結果独自の曲調に仕上がってて凄い。1:50~の踏切使って音落としていく表現+グチャグチャッみたいな音が好きすぎ。
7. ラグトレイン - 稲葉曇
これが再生数伸びたの最高ですね。開始20秒あたりという早いタイミングで「えっこんな盛り上がるの!?」という意外性、かつどこか無機質な空気感も相まって心を掴まれました。MVもシンプルながらマッチしてる上に可愛らしい。魅力的です。
8. シンシア - necchi
イントロで既に好きな曲確定しました。キーボードの絶え間なく降ってくる感じがたまらない。サビの「願っても縋っても戻れないのにね」の後のデーデーデーデーデーデーデーデーも好きすぎる。終始音作りに圧倒されました。
9. ステラ - Leo/need × 初音ミク
プロジェクトセカイの楽曲。作詞作曲はカゲプロで有名な じん さんです。
とにかく爽やかさが凄い。「あぁ、僕らの現状は いじらしくフラットして」の所で予想以上に音が高くなるところが意外性を突かれてグッときました。
10. 1000年生きてる - いよわ
元々同氏の『黄金数』を入れるつもりでしたが、滑り込みでこっちに。
音を自在に操ってる感じが好きです。不安定なサウンドによる世界観の演出が見事。2:19あたりで一回音下げるのとか、大胆で凄い。
てかこれ絵も自分で描いてるの強すぎる・・・。
以上ざっくり選んでみました。ミーハーな上に観測範囲の狭いことがバレバレですね。
今年はボカロ系音楽が世の中に台頭したので、曲を漁るのが凄く楽しかった。来年のトレンドはどうなるでしょうか。
色んな「効果線」をAviUtlで作る
おはようございます 芋タルトです。
本日はめちゃくちゃ楽にできる「効果線」の作り方をお教えします。マジで楽なので多用してます。
まずは横に走る線を作ります。
「図形」→「背景」に「ノイズ」をかけます。
周期Xを0にし、変化速度を大きめに付けるとこんな感じのが出来ます↓
これでも悪くはないんですが、特にアニメチックな表現をする場合グレーの部分が邪魔になることがあります
そこで「フレームバッファ」を下に置き、アニメーション効果「2値化」をかけます
これで完成です ノイズ+フレームバッファ+2値化だけで作れました!
これの良い所はパラメータを弄れば簡単にアレンジできる点ですね。
例えばノイズの周期Yを弄ればより線を細かくできますし、2値化のしきい値を弄れば線の量を変化させられます。こんな感じで↓
アニメーション的演出をする時は「時間制御」でコマ落ちさせると良さそうです。
さて、これを応用すれば様々な効果線が作れます。
例えば同心円の表現。先ほどのようなノイズに「極座標変換」をかけパラメータを適宜調整します。
(注)極座標変換はフレームバッファではなくノイズをかけた図形(背景)にかけて下さい
これを2値化して変化速度をつけると・・・
円が波打つような表現になりました。
上の画像は変化速度で動かしてますが、そちらを0にして「速度Y」で動かすとこうなります
速度Yを-44にしました。こちらの場合は「円が中心から湧き出てくる」ような表現になりますね
集中線も作れます。極座標変換は同じで、今度は周期Yの方を0にするとこうなります
更に「極座標変換」のパラメータである「渦巻」を-1にし、「回転」を変化させると…
渦を巻いた表現にもできます
フレームバッファの2値化は図形の境界をパッキリ付ける、という働きがあります。
そのため有効なのはノイズだけではありません。下のような例です。
まずはパーティクル出力で下のものを作ります。
これを「極座標変換」、「渦巻」を-2にします。
するとこんな感じになります。しかし・・・
この通り、白と黒の間にグレーが入ってしまいます。極座標変換の性質上生まれてしまう部分ですね。拡大率を大きくした場合などにもこのグレー部分が生じてしまいます。
もちろん画像サイズをかなり大きくすれば解決するのですが、より楽なのはやはりフレームバッファの2値化です。これを2値化すると…。
パッキリしてよりアニメーションらしくなりました!
他にも、ノイズ+モザイク+拡大率(基本効果)のXを200 にすると
こんなのが作れたり、
文字にモザイクをかけて
こんな表現が出来たりします。
2値化フレームバッファはノイズ、モザイク、拡大・歪曲のような半透明部分が生まれる効果と相性が良さそうです。
以上の表現を応用すると・・・
大胆なアニメーションを付けられることが可能になります!
ということで、いかがでしたでしょうか。超便利だし応用も楽しいので是非お試しください。
・・・ちなみに、最後の修造さんの例はこちらからです↓↓↓
新時代を象徴する珠玉の合作となっております。是非ご覧ください!
以上芋タルトでした。
【共有】AviUtlで筆の表現をやりたかった
※何か為になりそうなタイトルしてますが挑戦記みたいなものであんま参考にならないと思います
ご無沙汰しております、芋タルトです
先日あのデレマスマイムマイムシリーズに参加させていただきました
浜口あやめパートを担当することになり、「忍者」をテーマに映像を作ることになりました アニメーション等いろいろやろうと試みてはいるのですが、それはさておき今回は筆の表現について書こうと思います AviUtlです
使うエフェクトはノイズとディスプレイスメントマップくらいです 最近はデフォで入ってる効果しか使わなくなってしまいました
それでは本題です 説明するシーンはこちら
※本編では手前に字幕が出てますが邪魔なので消しています
まずは下にあるような筆の画像を用意します
こちらはペイントソフトで適当に描いたものです 飛沫は点描で描きました
ただ、流石に細かい質感などを表現することが僕の腕では出来ませんでした そこでAviUtlを使います
背景素材に細かめのノイズかけたやつをシーンに入れます
これを参照してディスプレイスメントマップをかけると
このように、ちょっとした滲みが表現できます(できてなくない?)
ちなみにですが後ろの飛沫はマスクで徐々に出してます ここのシーンの手前とかも↓
マスクで出すと飛び散ってるね!って感じがします
更にしきい値高めのノイズを2つくらい用意して重ねます 変化速度つけると雰囲気出るので便利
あとは移動や「震える」を使いコマ落ちさせてやると、力のある感じにできます
これで完成です 右の方が汚いですがアイドルを重ねることで誤魔化しています(誤魔化してる時点であてにならなくない?)
細かいノイズ参照のディスプレイスメントマップですが、私はこれが大好きすぎるのでつい使ってしまいます 例えば下の画像のシーンチェンジなんかにも使ってます
枠線をうねらせると質感が出ますね
ノイズもちょっとした演出に使えます
ここの後ろの白いやつ
以上 ノイズとディスプレイスメントマップ狂信者でした
ありがとうございました!