メモタルト

ブロマガ終わっちゃったから襲名

色んな「効果線」をAviUtlで作る

f:id:immortalt:20201107212429p:plain

 

おはようございます 芋タルトです。

本日はめちゃくちゃ楽にできる「効果線」の作り方をお教えします。マジで楽なので多用してます。

 

まずは横に走る線を作ります。

「図形」→「背景」に「ノイズ」をかけます。

周期Xを0にし、変化速度を大きめに付けるとこんな感じのが出来ます↓

f:id:immortalt:20201107195704g:plain

これでも悪くはないんですが、特にアニメチックな表現をする場合グレーの部分が邪魔になることがあります

そこで「フレームバッファ」を下に置き、アニメーション効果「2値化」をかけます

f:id:immortalt:20201107200145g:plain

これで完成です ノイズ+フレームバッファ+2値化だけで作れました!

これの良い所はパラメータを弄れば簡単にアレンジできる点ですね。

例えばノイズの周期Yを弄ればより線を細かくできますし、2値化のしきい値を弄れば線の量を変化させられます。こんな感じで↓

f:id:immortalt:20201107200931p:plainf:id:immortalt:20201107200947p:plain

アニメーション的演出をする時は「時間制御」でコマ落ちさせると良さそうです。

 

 

さて、これを応用すれば様々な効果線が作れます。

 

例えば同心円の表現。先ほどのようなノイズに「極座標変換」をかけパラメータを適宜調整します。

(注)極座標変換はフレームバッファではなくノイズをかけた図形(背景)にかけて下さい

f:id:immortalt:20201107201312p:plain

これを2値化して変化速度をつけると・・・

f:id:immortalt:20201107201557g:plain

円が波打つような表現になりました。

上の画像は変化速度で動かしてますが、そちらを0にして「速度Y」で動かすとこうなります

f:id:immortalt:20201107201800g:plain

速度Yを-44にしました。こちらの場合は「円が中心から湧き出てくる」ような表現になりますね

 

 

集中線も作れます。極座標変換は同じで、今度は周期Yの方を0にするとこうなります

f:id:immortalt:20201107202137g:plain

 

 

更に「極座標変換」のパラメータである「渦巻」を-1にし、「回転」を変化させると…

f:id:immortalt:20201107202543g:plain

渦を巻いた表現にもできます

 

 

フレームバッファの2値化は図形の境界をパッキリ付ける、という働きがあります。

そのため有効なのはノイズだけではありません。下のような例です。

まずはパーティクル出力で下のものを作ります。

f:id:immortalt:20201107204009g:plain

これを「極座標変換」、「渦巻」を-2にします。

f:id:immortalt:20201107204210g:plain

するとこんな感じになります。しかし・・・

f:id:immortalt:20201107204327p:plain

この通り、白と黒の間にグレーが入ってしまいます。極座標変換の性質上生まれてしまう部分ですね。拡大率を大きくした場合などにもこのグレー部分が生じてしまいます。

もちろん画像サイズをかなり大きくすれば解決するのですが、より楽なのはやはりフレームバッファの2値化です。これを2値化すると…。

f:id:immortalt:20201107204741g:plain

パッキリしてよりアニメーションらしくなりました!

 

他にも、ノイズ+モザイク+拡大率(基本効果)のXを200 にすると

f:id:immortalt:20201107210926g:plain

こんなのが作れたり、

文字にモザイクをかけて

f:id:immortalt:20201107211545g:plain

こんな表現が出来たりします。
2値化フレームバッファはノイズ、モザイク、拡大・歪曲のような半透明部分が生まれる効果と相性が良さそうです。

 

 

 

以上の表現を応用すると・・・

f:id:immortalt:20201107205319p:plain

f:id:immortalt:20201107205345p:plain

f:id:immortalt:20201107205411p:plain

大胆なアニメーションを付けられることが可能になります!

 

ということで、いかがでしたでしょうか。超便利だし応用も楽しいので是非お試しください。

 

 

 

 

・・・ちなみに、最後の修造さんの例はこちらからです↓↓↓

www.nicovideo.jp

新時代を象徴する珠玉の合作となっております。是非ご覧ください!

 

以上芋タルトでした。