色んな「効果線」をAviUtlで作る
おはようございます 芋タルトです。
本日はめちゃくちゃ楽にできる「効果線」の作り方をお教えします。マジで楽なので多用してます。
まずは横に走る線を作ります。
「図形」→「背景」に「ノイズ」をかけます。
周期Xを0にし、変化速度を大きめに付けるとこんな感じのが出来ます↓
これでも悪くはないんですが、特にアニメチックな表現をする場合グレーの部分が邪魔になることがあります
そこで「フレームバッファ」を下に置き、アニメーション効果「2値化」をかけます
これで完成です ノイズ+フレームバッファ+2値化だけで作れました!
これの良い所はパラメータを弄れば簡単にアレンジできる点ですね。
例えばノイズの周期Yを弄ればより線を細かくできますし、2値化のしきい値を弄れば線の量を変化させられます。こんな感じで↓
アニメーション的演出をする時は「時間制御」でコマ落ちさせると良さそうです。
さて、これを応用すれば様々な効果線が作れます。
例えば同心円の表現。先ほどのようなノイズに「極座標変換」をかけパラメータを適宜調整します。
(注)極座標変換はフレームバッファではなくノイズをかけた図形(背景)にかけて下さい
これを2値化して変化速度をつけると・・・
円が波打つような表現になりました。
上の画像は変化速度で動かしてますが、そちらを0にして「速度Y」で動かすとこうなります
速度Yを-44にしました。こちらの場合は「円が中心から湧き出てくる」ような表現になりますね
集中線も作れます。極座標変換は同じで、今度は周期Yの方を0にするとこうなります
更に「極座標変換」のパラメータである「渦巻」を-1にし、「回転」を変化させると…
渦を巻いた表現にもできます
フレームバッファの2値化は図形の境界をパッキリ付ける、という働きがあります。
そのため有効なのはノイズだけではありません。下のような例です。
まずはパーティクル出力で下のものを作ります。
これを「極座標変換」、「渦巻」を-2にします。
するとこんな感じになります。しかし・・・
この通り、白と黒の間にグレーが入ってしまいます。極座標変換の性質上生まれてしまう部分ですね。拡大率を大きくした場合などにもこのグレー部分が生じてしまいます。
もちろん画像サイズをかなり大きくすれば解決するのですが、より楽なのはやはりフレームバッファの2値化です。これを2値化すると…。
パッキリしてよりアニメーションらしくなりました!
他にも、ノイズ+モザイク+拡大率(基本効果)のXを200 にすると
こんなのが作れたり、
文字にモザイクをかけて
こんな表現が出来たりします。
2値化フレームバッファはノイズ、モザイク、拡大・歪曲のような半透明部分が生まれる効果と相性が良さそうです。
以上の表現を応用すると・・・
大胆なアニメーションを付けられることが可能になります!
ということで、いかがでしたでしょうか。超便利だし応用も楽しいので是非お試しください。
・・・ちなみに、最後の修造さんの例はこちらからです↓↓↓
新時代を象徴する珠玉の合作となっております。是非ご覧ください!
以上芋タルトでした。